● エイジングケア アシスト NMN
NMNは、
体内でNADという成分のパスを出し、サーチュインなどの活躍をアシスト！
そのメカニズムや魅力をご紹介します。
● NMNとは？
NMN（β-ニコチンアミドモノヌクレオチド）は、体中でも生成される成分で、ビタミンＢ3誘導体の核酸です。体内ではさらに代謝されてNAD（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）という核酸に変換されます。NMNは、体内でNADを作るための「NADの素」で、摂取によって体内のNAＤを増やせることがわかっています。
体中には、NAD存在下でのみ活躍できるサーチュイン、PARP、CD38といったNAD依存性酵素が存在します。これらサーチュインなどのNAD依存性酵素は、体内のNADを消費・分解することと交換に目的の酵素反応を行います。そして、その酵素産生物が遺伝子発現のコントロールや幹細胞機能の向上、DNA修復など生み出すことで、老化や老化関連疾患の遅延、改善がなされることがわかってきました。
残念なことに加齢・飽食・飲酒・運動不足・肥満によって、体内のNADやNMNは減少します。体内のNADが不足するとサーチュインなどのNAD依存性酵素が働けなくなるため、健康や老化、全身の組織に負の影響をもたらすことがわかっています。体内のNADを増やしたいところですが、NADは細胞膜を通過できないため直接NADを摂取しても体内には摂り込めません。そこで、注目されているのがNADの素「NMN」です。
NMNは、摂取によって体内のNADを増やすことができることから、サーチュインなどのNAD依存性酵素の働きを引き出す食品素材として注目されています。糖・脂質代謝の改善、肥満や糖尿病に伴う高血糖・コレステロール・動脈硬化の改善、心保護、腎保護、脂肪燃焼の促進、ミトコンドリア生合成の促進、血管新生の促進、肌の潤いや弾力性の改善、骨密度の改善、認知機能やアルツハイマー病の改善、脳・神経保護、筋肉量・歩行機能・持久力の改善などについて、研究データが蓄積されてきています。
