● 筋肉にスイッチ! 筋肉・筋力のHMB

HMBは、筋肉を「作れ」、「守れ」という2つの刺激のスイッチボタン!
その性質や魅力をご紹介します。
● HMBCa(HMBカルシウム)とは?
HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)は、必須アミノ酸であるロイシンの代謝産物です。食事によるロイシンの摂取により体内で生成される成分で、筋肉の合成促進と分解抑制因子(シグナル)として働くことが知られています。 簡単に言い換えますと、ロイシンを食べることで日々体の中で作られ「筋肉を作れ」、「筋肉を守れ」という刺激を出している成分になります。

ロイシンが筋肉合成に有用であることは比較的知られていますが、これはロイシンの摂取により体内でHMBが代謝生成されるためと考えられています。
しかしながら、HMBの代謝生成量はロイシン摂取量のわずか5%程度と少ないため、代謝産物であるHMBを直接摂取する方法が注目されています。

HMBカルシウムは、HMBをカルシウムと結合して粉末にしたもので、ロイシンの代謝産物をカルシウムと共に直接摂取することが出来る食品素材です。 ロコモ・サルコペニア対策(高齢者向け)、 美容・ダイエット、 スポーツなど幅広い分野でサプリメント素材として注目されています。 小林香料㈱は、HMBカルシウムの国内唯一のメーカーです。
● 利用分野
● 日本人の食事摂取基準(厚生労働省)
HMBは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年度版)策定検討会報告書」(p.380-381)において、筋肉におけるたんぱく質合成を誘導する重要な働きをする素材として紹介され、HMBカルシウムをサプリメントとして補給する介入試験の引用により、その有用性が報告されています。
※日本人の食事摂取基準とは、健康増進法に基づき国民の健康の維持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量を厚生労働大臣が定めるもので5年毎に更新される基準になります。